金属マーキング剤 セルデック

セルデックとは?

CO2レーザー加工機では通常行えない「金属マーキング」を行う為の特殊剤です。
この場合の「マーキング」は通常のマーキングとは違い、 浅く彫り込むのではなく凸の状態での黒色マーキングとなります。
ペーストタイプとテープタイプの2 種類があり、 どちらもCO2 レーザー加工機で金属マーキング (焼付マーキング) が可能です。

マーキングの流れ

ペースト(液体)タイプ

〇広い面積にマーキングする場合に便利。
〇大量に加工する場合もエアスプレー等で
   簡単に塗布できる。

×酸化剤により金属の表面を酸化させてしまう場合も。
×塗る手間、洗い流す手間がかかる。

 

ペーストタイプ加工動画

 

 

 

 

テープタイプ

〇素早く手軽に金属マーキングが可能。
〇酸化しやすい金属にも影響が少ない。

×マーキング出来る面積が限られる。
×ペーストタイプよりも多少高コスト。

 

テープタイプ加工動画

 

セルデックの活用

セルデックの特長・注意点

 

 

●どの金属にもマーキング出来る訳ではありません。
   金や銀等、貴金属類には不向きです。
   またコーティングや塗装等表面に処理がされている
   金属にも不向きです。
   同じ金属でも表面処理等により
   マーキングの可否は異なりますので
   必ず事前のテスト加工を行ってください。

 

 

 

 

 

●屋外使用はマーキング部分が劣化します。
   屋外にて雨・風が当たる場所で晒していると
   マーキング部分にサビが生じて劣化していきます。

 

 

 

 

 

●高出力で試してみましょう。
   動画内の設定ではマーキング出来なかった金属も
   レーザーの出力を上げる
   (≒加工スピードを落とす)ことにより
   マーキングが可能になる場合がございます。

 

 

 

 

 

●保管の際はご注意ください。
   ペーストタイプは乾燥した場所に保管したり
   蓋を開けたままにしておくと固まってしまいます。
   その場合はアルコールで希釈することにより
   再度ご使用いただけます。

 

 

関連動画