レーザー用ラバー

 

レーザー加工でゴム印・スタンプを作製

 

レーザー加工機・レーザーカッターでオリジナルのスタンプを作製したい方は非常に多いのではないかと思います。
実は小型で汎用性の高いレーザー加工機が日本で一番最初に広まった業界が印章業界、つまりハンコ屋さんなのです。

レーザー加工機が普及するまでは、街のハンコ屋さんがゴム印・スタンプをお客様から注文を受けた場合、外注先にプレス機鋳造で作製させたり、または職人技が必要な手彫りで作製したりしていました。
その場合作製までに時間がかかったり、年々技術者の高齢化に伴い作製が困難になるなどの問題が発生してきます。
そこで注目されたのがレーザー加工機を使用したゴム印作製です。

レーザー加工機のおかげで店頭で受注後すぐに内製し即納が可能になり、大幅なコスト削減と短納期化に繋がりました。
またレーザー加工機を導入したハンコ屋さんはその汎用性を活かし、ゴム印以外のオーダーグッズ作製にも乗り出します。その結果レーザー加工を利用した総合的なオーダーグッズビジネスが広まっていったのです。

 

レーザー加工専用のスタンプ用ラバー

 

普通のゴム材・ラバー材をレーザー彫刻することも可能ではあります。しかしそのゴムの成分次第ですが、強力な臭気が発生し、しかも燃えたり溶けてしまったりと加工結果は安定しません。
その為レーザー加工でゴム印・スタンプを作製するには専用のラバー材が必要になります。

LASER STYLEではレーザー加工専用のスタンプ用ラバー材を6種類(2024.4現在)ラインナップ。
どの素材もレーザー加工専用に製造されていますので、安心してレーザー加工でのスタンプ作製を行うことが可能です。

しかし、ラインナップの多さから逆に「どのラバーを選べばいいの?」といったお声もよく耳にします。
そこで今回は各スタンプ用ラバー材の特徴にフィーチャー。初めてレーザー加工機でスタンプ作製を行う方は必見です。

 

 

まずは基本的なスタンプをレーザー加工で作製する様子を動画でご確認ください

 



 

 

LASER STYLE スタンプ用ラバー 全ラインナップ

 

チャート内容の説明

仕上がり
 文字やイラスト等、細かいデザインがレーザー彫刻により再現可能かどうか。
 ここが高い方が細かいデザインを再現しやすい。
非臭気性
 レーザー彫刻によって発生する臭気がどの程度抑えられているか。
 ここが高い方がレーザー彫刻時の臭いが少ない。
コストP(パフォーマンス)
 スタンプ材の価格。
 ここが高い方が安価にスタンプを作製可能
耐インク
 様々なインクに対応しているかどうか。
 ここが高い方が耐インク性が強い。
切削性
 レーザー彫刻を行ううえで加工時の粉塵汚れや、彫刻の深さなど総合的にみて加工が行いやすいかどうか。
 ここが高い方がレーザー彫刻がしやすい。

 

 

ポーランド製レーザー用ラバー

LASER STYLEがポーランドにある世界的大手スタンプメーカーを手を組み独自に開発した、レーザー加工専用のラバーです。
レーザー加工時の臭いも少なく、デザインの再現性も安定しておりオールマイティーなラバーです。
その上お求めやすい価格となっており、初めてレーザー加工でスタンプを作製するにはうってつけのラバーですので迷った場合はまずこちらを試してみましょう。

オススメ:初めてレーザー加工でスタンプを作製する場合

 

 

 

硬質レーザー用ゴム I-26

国内で生産されたレーザー加工専用ラバー。その中でも一番の硬度・硬さを持っており人気が高いのがこちらの「硬質レーザー用ゴム I-26」です。
レーザー用ラバーの硬さが高いと何が良いのか?それはスタンプを押した際のデザインの再現性です。
硬い程その再現性が高く、細かい文字やデザインもスタンプで表現することが可能となります。
その為こちらの硬質レーザー用ゴムは「再現性重視!」という方にピッタリのラバーです。

オススメ:細かい文字やデザインのスタンプを作製したい場合

 

 

 

レーザースター N-10

こちらも国内産のレーザー加工専用ラバー、「レーザースター N-10」です。
レーザー加工機を導入している全国のはんこ屋さん・印章店さんが長い間愛用していることからも分かる通り、まさに「プロ御用達」のレーザー用ラバーです。
厚みが「2.8mm」と「2.3mm」の2種類あり、印面を貼り付ける持ち手等によって使い分けが可能。
加工時の臭いも少なく、プロ仕様ではありますが一般の方でも扱いやすいラバーです。

オススメ:厚みを使い分けたい場合 加工しやすくかつ本格的なスタンプを作製したい場合

 

 

 

レーザーキング シリコン製

先にご紹介したラバーとはちょっと違う、特殊なスタンプ素材が「レーザーキング」です。
こちらはラバーでは無くシリコン製となっており、LASER STYLEのスタンプ素材の中ではレーザー加工の際の臭いが最も少ない素材となっています。
スタンプ素材は、他の素材をレーザー加工するよりも高出力で彫刻する為臭いが発生しやすいのですが、こちらのレーザーキングであれば臭いを気にせずスタンプ作製が気軽に行えます。

オススメ:実店舗やオフィス等臭いにシビアな環境でスタンプ作製をする場合

 

 

 

黒ゴム(耐油性)

色からして他のスタンプ材とは大きくことなる「黒ゴム」。
こちらはいわゆる工業用耐油性ゴムとなっており、例えば金属やプラスチック等にスタンプ可能な特殊で油分の強いインク・スタンプ台にも対応している素材です。
身近なものですと「朱肉」は植物性油脂と顔料で作られている為通常のスタンプ材では腐食してしまいますが、こちらの黒ゴムであればまったく問題なく使用可能なスタンプを作製可能です。

オススメ:朱肉や特殊な油性インクを使用するスタンプを作製したい場合

 

 

 

赤ゴムレーザー50)

レーザー加工用スタンプ素材の中でも一番のコストパフォーマンスを誇るのがこちらのロール状赤ゴムレーザー50です。
他のシート状のスタンプ材とは違いロール状になっており、サイズは約1,000×2,500mmと業務用サイズ。日常的に大量のスタンプ印面を作製するには最適なスタンプ材です。
レーザー加工を行う上での切削性も十分備わっており、とにかくコスト重視の場合はもってこいです。

オススメ:大量にスタンプ印面を作製する場合 コスト重視の場合

 

 

 

オリジナルデザインで手軽にスタンプが作れるのがレーザー加工でのスタンプ作製の大きな特長です。
こちらのページをご参考いただき、あなたに最適なスタンプ素材・ラバーをチョイスしてスタンプづくりに是非チャレンジしてみましょう。