二層板フレキシブラス

 

レーザー加工でアクリル板や、LASER STYLE素材の二層板を使用してプレートを作製するケースは非常に多いと思います。
プレートの大きさはレーザーカットで切り出すので、お持ちのレーザー加工機のサイズに収まるサイズであれば自由なサイズで作製出来ます。

しかしレーザー加工で変えることが出来ないのは「厚み」です。

薄い板を厚くするのは、アクリル板を裏面に貼り付けたりすることによりある程度実現は可能です。
しかし厚い板材を薄くするのは不可能です。

定番の二層板は1.5mmのものが主流です。
例えば二層板を何かに貼り付ける際に、その厚みがデザイン的だったり機能的に邪魔になるケースもあります。
特に小さ目のプレートの場合、貼り付けた際にそれが出っ張りとなってしまい見栄えが悪くなってしまいます。
またアクリル板も含め湾曲した部分への貼り付けは、プレートが割れてしまう可能性がある為困難です。

 

フレキシブル=柔軟性を持った二層板フレキシブラスシリーズ

 

そこで登場するのが「二層板フレキシブラス」シリーズ。こちらのシリーズは厚みが0.5mm厚となっており、曲げにも幾分か対応可能な柔軟性を持っています。またその薄さから貼り付けても出っ張りが少ない為、デザイン性を損なわないプレートを作製可能です。サインプレートはもちろん、絵画等の銘板プレートやマンションのネームプレート等、フレキシブルに様々な使用が可能です。

 

 

基本的な加工方法は動画でご確認ください

 

 

通常の二層板1.5mmよりも薄い為、彫刻加工も切断加工も比較的低出力で可能です。
基本的な加工方法は1.5mm厚の二層板と大きく変わりはありません。
汚れ落としもパーツクリーナー等で簡単に行えます。

その薄さから板材が反りやすい傾向にありますので、加工時は板材にたわみが無いようにマスキングテープや養生テープ等でしっかり平らにして加工してください。

カラーは全6色

 

金属カラーが金、銀、銅の3色。
どれも本物の金属のような光沢や質感を持っていますので、何かに貼り付けてしまえば金属プレートに見間違う程です。

「トロフィーシルバー」「トロフィーゴールド」はそれぞれ鏡のような表面仕上げが特徴的。
高級感や贅沢さが感じられる洗練されたプレート等に仕上がります。

白/黒カラーはシンプルですが、紙等で代用しているような掲示プレート・ネームプレートをこちらで作製したものに変更するだけで一気に見栄えが良くなります。

 

サインプレート

 

1.5mm厚の二層板「ステンレス/黒」の表面に「フレキシブラス銀/黒」を貼り付けたプレートです。
デザインや用途にもよりますが厚みを増やしたく無い場合だったり、あまり表面のプレートが出っ張らないような仕上がりにしたい場合はフレキシブラスシリーズが最適です。
特に小さ目のプレートの場合、1.5mmの二層板だと出っ張りが目立つ形となってしまいます。
そうすると二層板の側面が目立ち、プラスチック感が強調されてしまう為高級感が損なわれる結果となってしまいます。
そのような場合はフレキシブラスシリーズを試してみましょう。

 

 

 

キーホルダー

 

 

キーホルダー用のメタルフレームにシンセティックレザーと二層板フレキシブラスを貼り合わせて作製しました。
二層板フレキシブラスのカットされた模様の仲から僅かに除くシンセティックレザーが、美しいコントラストを生むようにデザインしました。
こちらも1.5mm厚の二層板では厚みが邪魔をしてしまい、シンセティックレザーを覗くことが出来ません。
フレキシブラスシリーズの特性を活かしたデザインです。

 

 

 

ネームバッジ

 

 

シンセティックレザーと二層板フレキシブラスを組み合わせたネームバッジです。
こちらの動画内でご紹介しているとおり、シンセティックレザーを彫り込んだところに二層板フレキシブラスをはめ込み、シンセティックレザーと二層板フレキシブラスがなるべくフラットになるようにして、二層板の断面がなるべく隠れるように工夫しています。
1.5mmの二層板ではこのような加工は出来ませんので、薄さを最大限に活かした加工方法といえます。

 

 

薄いタイプの二層板フレキシブラスシリーズ。
この薄さを最大限に活かしたアイテムづくりに活躍すること間違い無しです。低出力のレーザー加工機でも簡単に加工出来る素材ですので是非お試しください。