まるで金属の質感　二層板メタルカラー

CO2レーザー加工機では金属のプレートを切断加工することはおろか、彫刻加工も基本的には行えません
(板金用の超高出力CO2レーザー加工機であれば別ですが)。
しかしこの二層板メタルカラーを使用すれば、CO2レーザー加工機で手軽に「金属調」のプレートを作製することが可能になります。
もちろん屋外対応の素材ですので、表札や看板等といった使用方法も問題無しです。

二層板のメタルカラーの特長はなんといってもその質感。
金属が持つ光沢やヘアライン（＝金属の表面にある細い髪の毛のような線状模様仕上げ）がリアルに再現されており、パッと見た感じでは本物の金属に見紛う程です。

今回はその人気カラー、メタルカラーを色別にご紹介いたします。
シルバータイプは３種類、ゴールドタイプは２種類あるので、それぞれの違いや特徴もご案内いたします。

基本的な加工方法は動画でご確認ください

一般的なカラーの二層板と加工方法自体に違いはありません。
メタルカラーといっても、実際の金属が使用されている訳ではありませんのでCO2レーザー加工機で簡単に彫刻・カット加工が行えます。
「二層」とは言いますが、表面のカラー層は非常に薄くなっていますので、低出力のレーザー加工機でも問題無く彫刻加工は可能だと思います。
ちなみにメタルカラーの二層板は彫刻をすると全て黒色が彫刻面に現れます。

シルバーカラー

シルバーカラーはアルミニウム(RM-354)・ステンレス(RM314-MP)・ニッケル(RM-364MP)の３種類です。

アルミニウムは一番白っぽく明るいカラーリングとなっており、彫刻色の黒とのコントラストがハッキリしている色合いです。
そのカラーから清潔感や爽やかさを感じられ、アルミニウムという軽い金属のイメージから、軽快さや機動性を連想させられます。

ニッケルは３種類のなかではもっとも光沢感があり、映り込みの強さが際立ったカラーです。
一番金属感が強いカラーと言って良いでしょう。
そのヘアラインとギラギラした印象のカラーリングは、金属が持つ高級感や重厚感を演出してくれること間違い無しです。

ステンレスはアルミニウムとニッケルの中間カラーといった印象。
金属特有の重厚感やクールさはそのまま、適度な明るさも持っており彫刻色である黒もしっかり認識可能なカラーとなっており、３種類の中では一番の人気カラーとなっています。

ゴールドカラー

ゴールドカラーは金(RM-754)・アンティークゴールド(RM-764MP)の２種類です。

金色はシルバーカラーのアルミニウムと似たイメージ。
落ち着いた控えめな光沢を持ち、かつ明るめなカラーリングとなっていますので彫刻部分の黒色の視認性も良く、プラスチックを感じさせない高級感と併せて良いとこどりのカラーです。

アンティークゴールドはシルバーカラーでいうところのニッケルのような印象。
強い光沢ときらびやかなヘアラインを持ち一見するとキツめのイメージを抱かせますが、プレートとして他のカラーと組み合わせることによりその派手さがむしろアクセントとなり、高級感＋落ち着きさえも醸し出すような仕上がりに生まれ変わります。

金/黒(RM-754)

二層板　金/黒

 

 

 

アンティークゴールド/黒(RM-764MP)

 

二層板　アンティークゴールド/黒

銅/黒(RM-864MP)

銅色は１種類のみの展開です。
ゴールドともシルバーとも違ういわゆるカッパーカラーは赤みを帯びた金属色をしており、金属が持つ高級感、重厚感に加え落ち着いた印象を持っており隠れた人気色です。
またその色合いから金属が持つ冷たさとは正反対の暖かみや親しみやす屋を感じさせ、アンティークな風合いも兼ね揃えているため、他のメタルカラーとは違ったイメージのアイテムを生み出すことが可能です。

テクスチャーメタルカラー

こちらは今までご紹介したメタルカラーとはひと味違う金属色。
テクスチャー＝梨地調と呼ばれるザラザラした表面仕上げが特徴のメタルカラーです。
他のメタルカラーとは違いヘアライン仕上がりにはなっていませんが、落ち着いた光沢を持ちながらもマットな仕上がりとなっているテクスチャーシリーズは彫刻色の黒色とのコントラストもハッキリしており、視認性は抜群。
その質感から上品で落ち着いた暖かみのあるアイテムを生み出すことが可能です。

今回は二層板の中でも一番人気の金属色・メタルカラーをご紹介いたしました。
「写真だけでなく、実物で見比べてみたい」という方は「二層板A4カラーチャート」をオススメします。
こちらはA4サイズの台紙にLASER STYLEが扱っている二層板全種の実物サンプルが貼り付けてあるカラーチャートです。
是非こちらで現物をご確認いただき、色味の違いやイメージを掴んてみてください。